1: Egg ★ 2017/12/25(月) 20:32:03.40 ID:CAP_USER9 京都府は来年1月、府内初の球技専用スタジアム「京都スタジアム(仮称)」(亀岡市)の建設工事に着手する。


 2020年春にオープンし、サッカーJ2の京都サンガが本拠地とする予定だ。構想が浮上してから25年。紆余うよ曲折を経たスタジアムの歩みを振り返り、今後の課題を探った。

 今月20日、スタジアムの建設が予定されているJR亀岡駅北側では、用地を造成するための土砂が積み上げられ、ダンプカーやパワーショベルが行き交っていた。

 「やっとここまで来た。サッカー人気が盛り上がるきっかけになってほしい」。京都サンガのサポーター連合会で事務局長を務める市野雅樹さん(47)(宇治市)は、新たな本拠地での観戦を心待ちにする。

 現在、サンガが試合を行っている西京極総合運動公園(京都市右京区)は陸上競技場との兼用で、観客席からピッチまで、陸上トラックを挟んで数十メートル離れている。新スタジアムは最短で7・5メートル。「間近で観戦できる」「選手に声援が届きやすい」と、サポーターの期待が大きいという。

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 スタジアム構想は1992年にさかのぼる。荒巻禎一・前知事が2002年のサッカーワールドカップ(W杯)の国内会場誘致のために府内に建設する方針を打ち出したのが始まりだ。

 ところが、誘致は失敗し、構想は迷走。京都市が提案した横大路運動公園(京都市伏見区)は、市民アンケートで8割以上が「交通の便が悪い」と反対。府などの検討委員会が提言した西京極総合運動公園の全面改修案は、Jリーグの試合の代替地がなく頓挫した。

 建設を求めるサンガサポーターら有志の団体が約48万人の署名を府に提出したことを受け、府は11年11月、建設予定地を公募。京都市や城陽市など5市町から応募があり、翌12年12月、土地造成費が最も安い亀岡市に決めた。

 しかし、桂川(保津川)に生息する国の天然記念物・アユモドキの保全を求める声が上がり、影響が少ない約600メートル南東に移すことでようやく決着。府は今月22日、来年1月20日に着工すると発表した。

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 今後の焦点は、運営費だ。スポーツ庁によると、02年のW杯日韓大会の会場となった10スタジアムの収支(14年度)は、プロ野球の試合が開催される札幌ドーム(札幌市)を除き、J1の横浜F・マリノスが本拠とする日産スタジアム(横浜市)など9スタジアムが5000万~5億9000万円の赤字。所有する自治体が赤字分を負担し、維持しているのが現状だ。

 府の試算では、京都スタジアムを50年間利用した場合、利用料収入は75億4000万円で、維持管理費87億7000万円を下回る。アユモドキの保全に関する費用も含め、1年あたり約3200万円が不足するという。将来、70億円の修繕費も必要になる。

 府文化スポーツ部の山本敏広理事は「スタジアムの命名権を売却するなど、増収策を考えたい」と説明。コンサートや結婚式なども誘致し、施設の稼働率を上げる方針だ。

 サンガの鶴羽健大・ホームタウン推進部長は「J1に昇格し、地元に愛されるチームになってスタジアムを満員にしたい」と意気込む。(吉田雄人)

 ■収容2万人超、京都駅から20分

 京都スタジアムは、2万1610人を収容可能だ。フィールドは南北126メートル、東西84メートル。観客席は最前列から2メートル張り出した屋根で覆われており、雨でも観戦しやすいという。外側には、飲食店など10店が入居できるテナントスペースを設ける。総事業費167億円のうち、府が147億円、亀岡市が20億円を負担する。

 収容人数は、ガンバ大阪の「市立吹田サッカースタジアム」(大阪府吹田市)(約4万人)やヴィッセル神戸の「ノエビアスタジアム神戸」(神戸市)(約3万人)には及ばないものの、サッカーやラグビーの国際試合を開催することができる。ただ、4万人が目安となるサッカー日本代表の公式戦開催は難しいという。

 京都スタジアムへの所要時間は、JR京都駅から最短で二十数分で、JR三ノ宮駅を起点とした場合のノエビアスタジアム神戸とほぼ同じ。市立吹田サッカースタジアムは、大阪・梅田から阪急などを乗り継いで50分程度かかる。交通の面では、アクセスしやすいと言えそうだ。

2017年12月25日 20時09分読売新聞
http://sp.yomiuri.co.jp/sports/soccer/domestic/20171225-OYT1T50050.html

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スタジアム建設をめぐる動き
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引用元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1514201523/

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