1 名前:Egg ★@\(^o^)/:2017/04/09(日) 13:08:01.65 ID:CAP_USER9.net

昨年のオープン時は各方面から絶賛を受けた市立吹田スタジアムは、確かにサッカースタジアムとしてのボテンシャルは高い。

4方向すべてのスタンドに屋根がつき、2つの電光掲示板の存在。何よりもスタンドとピッチの近さは、塩谷司をして「サポーターの顔が見える」と言わしめる。

コンコースの広さ、ゲームの見やすさ、LED照明を使った明るさも含め、スタジアムの未来像を構築すると言ってもいい。

ただ、アクセスの件では、なかなかに厳しいスタジアムでもある。
この日はSIGMACLUBの発送日。いつもなら夕方までかかる発送作業だが、それではとてもじゃないがキックオフに問に合わない。どうしようか。もう、人海戦術しかない。知り合いの人、2人にお手伝いをお願いし、印刷会社にも、いつもより早く納品して頂いた。

「ああ、僕らはたくさんの人々に支えられている」

そんな実感を胸に、かなり早く発送を終え、大阪へと出発することができた。

ありがたい。きっと今日は、勝てる。

その予感が当たったことは、嬉しい。だけど、それとスタジアム問題はまた、別である。

このスタジアム、最大の課題はアクセスである。それは、メディアにはあまり大きく出てこないが、訪れた人々の間では口々にその問題が指摘されていた。

特に大阪モノレールの万博記念公園駅からのアクセスは、坂道や階段などの存在もあり、かなり遠い。実際、1.4Kmもの距離がある。万博東口駅からも1.1Km。アストラムラインの広域公園前駅からエディオンスタジアム広島までが1Kmだから、その遠さがわかるだろう。

大阪の玄関口である新大阪駅からも、アクセスは困難だ。地下鉄御堂筋線に乗り換え、千里中央駅で大阪モノレールに乗り越え、万博記念公園駅まで。そこからの徒歩も含めると、50分弱もかかる。グーグルマップで示される広島駅からエディオンスタジアム広島までのアクセス時間が43分。遠い。本当に遠い。

金曜日は急いでいたこともあり、またカメラ機材の重さも考え、新大阪駅からJR茨木駅まで出て、そこからタクシーでアクセス。料金は2000円弱。経費節約が今季のテーマなのだが、致し方ない。

 つづく
 
一部抜粋
http://www.targma.jp/sigmaclub/2017/04/09/post260/
3 名前:Egg ★@\(^o^)/:2017/04/09(日) 13:08:35.93 ID:CAP_USER9.net

今回はいろいろと学んだ。特に大切なことは、スタジアムへのアクセス。最寄り駅までどれほどかかるのか、だけではない。灯りはあるのか、人は通っているのか、お店はあるのか、にぎやかなのか。歩いて楽しい道だったら、辛くはないのだ。

もちろん、サポーターが家路につくピークの時であれば、寂しくないかもしれない。だが現実に、僕らと同じ時間帯に帰っていたサポーターも少なからず、いたのである。例えば、日産スタジアムから新横浜駅に戻ろうとすれば途中で様々なお店があり、寄り道がたくさんできる。人間、寄り道ができるってことは必要だし、それが楽しさを増幅させるものだ。

考えたいのは、スタジアムとはただ、スポーツをやるだけの場所ではないということである。

日本ではこれまで、スタジアムとはプレーヤーだけのものだった。見る側は添えものにすぎない。日本のスタジアムやアリーナ環境は国体をきっかけに整備されたものがほとんどだが、20世紀につくられた設備のほとんどは、見る人のための環境は全くといっていいほど考えられていない。

スタンドは雨が濡れたら座るのも難しくなる芝生だったり、炎天下だと熱くなるコンクリートの階段だけだったり。風雨を避けるための屋根もなく、ベンチが壊れても修復されない。アクセスにしても、見る人が行きやすく、楽しんで帰ることができるような仕掛けがほとんどない。

街中に多くのスタジアムがあるプロ野球において、戦略的に見る人が楽しくなる仕掛けを周辺環境まで含めて細かく考えられているのは、東京ドームが先駆者だ。それまでは、プロ野球ですら、はっきり言って見るためのスタジアム環境は貧弱だった。

ただ、先端を行っていた後楽園スタジアムが東京ドームになって、流れは大きく変化する。さらに、マツダスタジアムという見る側にきめ細かく配慮され、アイディアに満ちた場所が完成したことでカープの観客動員が飛躍的にアップしたことで、「スタジアムがお客を呼ぶ」ことが証明されたのだ。横浜スタジアムも改修の方向に向かっていると聞くし、野球は次の時代へと向かい始めている。サッカーもそううあらねばならない。アクセスも含めた、トータルな部分で。

吹田スタジアムは、サッカーを観るという環境であるならば、本当に素晴らしい。ただ、まだ完成したばかりだし、周辺の整備はこれからの課題。スタジアムとしての成長をこれからも見守っていきたい。

さて、見せるためのスポーツ施設としての理想は、両国国技館だと考える。このアリ一ナのコンセプトは、間違いなく「見せるスタジアム」の方向性だ。どこが、どう理想なのか。次の機会に述べさせて頂きたい。

吹田スタジアム
http://www2.gamba-osaka.net/stadium/index_sp.html
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1491710881
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