1 名前:Egg ★@\(^o^)/:2016/12/18(日) 13:27:13.74 ID:CAP_USER9.net

FIFAクラブワールドカップも準決勝を終えて、決勝目前。Jリーグ代表の鹿島アントラーズが破竹の快進撃でこのファイナルまで辿り着いている。

準決勝のアトレチコナシオナル戦では、1点リードで迎えた後半の後半になると、他クラブのサポーターを含めてJリーグのファンの多くがソワソワし始めた。
「これ、行けるんじゃね?」という空気感と共にツイッターなどで頻出したのが、「鹿島る」という動詞(?)である。

たとえば、『夕空のクライフイズム』の著者で、熱狂的なサッカーファンとして知られる漫画家の手原和憲さんは
「いよいよ世界を相手に鹿島る時が来た…」と、つぶやいている。当然ながら、ここで疑問を覚える人もいることと思う。

そもそも「鹿島る」って、何?

今回はそれについて答えてみたい。

当然ながら、クラブワールドカップで決勝進出を果たした鹿島アントラーズを起源とする言葉だ。
Jリーグの25年で過去18冠を達成している最強クラブの鹿島は、徹底的に勝利へのディテールにこだわる姿勢でも知られている。

その鹿島がしばしば見せているのが、リードを奪ったときに効果的に時間を使うプレー。
中でも特に、コーナーフラッグ付近でボールをキープするプレーについて、しばしば「鹿島る」という言葉が用いられるようになった。

コーナーフラグのところで2名の選手で人垣を築いてボールへのトライを体でブロック。
完全にボールを隠してしまうとファウルなのだが、上手くファウルを誘いつつ、スローインやCKに逃れつつ時間を使う。

この位置でボールを奪われてもリスクは小さく、そもそも相手の選手複数名をこの位置まで戻させている段階で、
時間稼ぎ、リスク回避としては成功しているというプレーだ。

かつて鹿島でプレーし、今季は岡山で活躍を見せていたDF岩政大樹は自身のブログの中で「鹿島る」について、こう解説していたことがある。

・「鹿島る」/岩政大樹オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/daiki-iwamasa/entry-11927596111.html)

「私はつい最近まで、「鹿島る」という言葉があるなんて知りませんでしたが、
勝っている時間にボールキープをしたりして時間を使うプレーを一部でそのように呼ばれているそうです。すごいですね」

当初はゴールに向かうことなく「時間稼ぎ」に徹することについて(嫉妬も混じった)皮肉なニュアンスで使われることも多かった言葉だが、
実際に鹿島が逃げ切ってしまう様を何度も目撃する中で、敬意のニュアンスが増しているのも間違いない。今では鹿島サポーターの中で使用する人も珍しくない。

そもそも、勝っている状況でのボールキープは、相手も必死に奪い返しに来るのだから、言うほど簡単なプレーでもないのだ。再び岩政選手のブログから引用させてもらおう。

「ボールキープは簡単に時間稼ぎができる、ある意味卑怯なプレーと見られているかもしれませんが、質問の中で「最近、鹿島る光景が見られない」と書かれていたように、
実際にはそんなに簡単なプレーではありません。高い技術と高度な体の使い方、適切な判断を持っていなければ、ただ単にほんの数秒針を進ませるだけで相手にボールを渡してしまい、
普通に攻め込んでいくよりも有効ではなくなったりもします。つまり誰でもできるようなプレーではなく、3連覇を果たした頃のマルキ(マルキーニョス)やダニーロのボールキープを見ながら、私たち選手も感心していたものです」

「鹿島る」という言葉に敬意がこもるようになったのも、他のチームが「鹿島のようにボールキープ」しようとして、あっさりボールを失うシーンがしばしば観られることとも関係しているように思う。

18日の夜から始まる、レアル・マドリーとのクラブワールドカップ決勝戦。戦力的に劣る鹿島に勝機があるとすれば、先行逃げ切りの形だろう。
世界最高峰のクラブを相手にリードを奪って試合終盤を迎え、見事に「鹿島る」ことができるだろうか。

文=川端暁彦(フリージャーナリスト)

GOAL 12/18(日) 12:45配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161218-00000007-goal-socc
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1482035233
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