1 名前:Egg ★@\(^o^)/:2016/07/29(金) 14:00:38.19 ID:CAP_USER9.net

どのタイミングでボールを呼び込み、ネットに飛ばすか――
日本サッカー界に、ストライカーは現われない……。

久しく根付いたストライカー待望論は、もはや失望に変わりつつある。
しかし、本当にストライカーは現われていないのか?

なるほど、中盤やSBは、欧州で活躍を遂げた選手が豊富にいる。
長谷部誠、香川真司、本田圭佑、内田篤人、長友佑都らは、
後進である清武弘嗣、乾貴士、酒井宏樹、酒井高徳らの道を切り拓いた。
他にも、南野拓実、原口元気、太田宏介などが続きつつある。

ストライカーの勢力は、それに比べれば小さい。
しかし現在、ストライカーも、プレミアリーグで優勝を遂げた岡崎慎司(レスター)やブンデスリーガの武藤嘉紀(マインツ)などが台頭しつつある。
ハーフナー・マイクは、オランダのリーグで17得点とゴールランキング上位に食い込んだ。

異色なポジションではあるのだろうが、「日本人に向かない」と諦めるべきではないだろう。
だいたいにおいて、「ストライカー不在」は誤った見解なのではないか。「日本サッカーを取り巻く社会が、ストライカーを見えなくしている」という仮説は成り立たないか?

「ストライカーは育てられない、生まれるもの」
欧州や南米には、そんな言い回しがある。性格や性向が、その力量を左右する。
死に物狂いの思いが錯綜するゴール前で仕上げの働きをするには、非情とも言える落ち着きが求められる。

「武運は指呼の間にあり」と兵法ではいわれるが、ストライカーは刹那の勝負に挑む。
ことに及んで失敗を恐れたり、相手を敬い過ぎたり、怯んでしまう人間には向かない。
一瞬でも刀を振り下ろすのを躊躇い、引き金を引くのを逡巡する者には請け負えない仕事だ。

ゴールする――。それはひとつの才能だろう。
どのタイミングでボールを呼び込み、ネットに飛ばすか。単純な技量が、本来はストライカーの基本的価値基準なのだろう。

ところがモダンサッカーでは、ストライカーはゴール以外にも幾つもの仕事を託される。
ポストワーク、プレッシング、カバーリング、サイドに流れてのフリーランニング……。集団戦術のなかでゴールに集中することは難しい。

例えば、サイドへと流れてポジションを動かしていた場合、得点するポジションを取れない。
チェイシングで体力を消耗した場合、一歩が追いつかないこともあり得る。

>>2以降につづく

SOCCER DIGEST Web 7月28日(木)19時27分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160728-00010000-sdigestw-socc
2 名前:Egg ★@\(^o^)/:2016/07/29(金) 14:00:51.27 ID:CAP_USER9.net

象徴的な事例は、大久保や豊田ではなく、興梠が選ばれること
 
それ以上に危惧すべきは、たくさんの仕事を平均的にこなす選手を周囲が持ち上げることにある。
よく走り、肉体的に強く、それなりのボールテクニックがあり、頑張り、協調性がある。二次的な特徴に重きが置かれてしまう。

出発点であるスカウティングに、問題があるのではないか。

3年連続でJリーグ得点王に輝いた大久保嘉人が日本代表に選出されない、というのがその象徴的な例だろう。
33歳という「年齢」が理由といわれ、「協調性に欠ける」という見方もある。

しかし、ストライカーとはそもそも我が強い生き物で、それをいかに用いるか、の采配力が問われる。
得点力を持った生粋のストライカーをチームとして用いることができないなら、それは監督の器量の問題となる。

リオ五輪のオーバーエイジ枠に関しても、4年連続で15得点以上を記録している豊田陽平ではなく、
4年間で一度も15得点以上取ったことがない興梠慎三が当然のように選出された。

「スタイルが……」「高さを捨てただけ」などと、当たり前のように語られるが、それは本質を捉えているのか。
そのミスリードが決戦の場で差になって「日本には点取り屋がいない」という見解に繋がっているとすれば――。

ストライカーの価値そのものを、問い直すべき時かもしれない。

文:小宮 良之
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1469768438
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